2025.08.01. コミュニティーエフエム ON AIR 内容

2025.08.01. の放送で語られた内容です。

独立したクラブ組織と多様なメンバー構成

  • 特定の学校の部活動ではなく、独立したクラブとして活動しています。奥脇君のように、学校の部活動に所属することなく、北駿ベースボールクラブをシンプルに選んで活動しています。これは「一昔前の高校みたいな形」とも表現されています。
  • メンバーは特定の学校に限定されず、約10校もの異なる中学校から生徒が集まってきています。
  • 特別な募集活動は行っておらず、「こういう野球がしたい」という意欲を持つ子が、地域を問わず集まってくるのが特徴です。最も遠い選手は富士川の向こうから通っており、三島ゴールデンから来た選手もいるとのことです。

独特な練習体制と哲学

  • 一般的な部活動が毎日練習するのとは異なり、北駿ベースボールクラブの練習日数は少ないです。主に週に1回、水曜日に、お世話になっている御殿場西高校のグラウンドを借りてナイター練習を約2時間行っています。遠方から通う選手が多いこともこの頻度の理由の一つです。最近はナイターの消灯時間が早まり、練習時間がさらに短くなっているとのことです。
  • 江藤監督は「うちは心でやるチーム」だと述べており、「長い練習を毎日すればいいというものではない」という哲学を持っています。少ない練習時間でも、選手たちは集中力を高めて取り組むことが求められます。
  • 選手たちの平日の生活態度が野球にも影響すると考えられており、精神面が重要視されています。
  • 「声」を非常に重視しており、これがチームの「色」であるとされています。奥脇君は、小学6年生の時に三島ゴールデンから教わった「繋がり野球」の考え方を意識し、練習中に声を出すことを心がけています。江藤君も、チームメイトが落ち込んでいるときに「ここやっちゃやるぞ」といった、気持ちの伝わる、やる気になるような声を全体にかけることを大切にしています。
  • チームでの練習時間が限られているため、選手たちは家で素振りやキャッチボールなど、各自で自主練習を行って補っています。奥脇君は家の庭で素振りを行い、江藤君も庭で素振りや弟とのキャッチボールをしています。

大会参加と目標

  • 学校の部活動と同じく、中体連(中学校体育連盟)の大会に年間2回、さらに全国軟式野球連盟の大会にも年間2回出場しています。
  • 2025年8月時点での今年のチームは「打のチーム」を目標にしており、選手一人ひとりがスイング量を意識して練習に取り組んでいます。
  • 週末は主に試合が行われます。

歴史

  • 現在の「北駿」という名称になってから5代目(5年目)。
    これらの特徴から、北駿ベースボールクラブは、単に技術を磨くだけでなく、自主性、精神力、そしてチーム内のコミュニケーションを重視する、独自の野球クラブである。